刑事事件を扱う弁護士 上田孝明公式ホームページ

刑事弁護においては，何よりも迅速さが重要であると考えています。

本当に刑事事件を起こしたのか，起こしたとしてどれほどのことをしたのか，原因は何なのか，更生はできるのか，どの程度の刑罰がふさわしいのか。こうしたことは裁判で明らかにされることであり，刑事弁護人としても徹底的に訴えていきます。しかし，裁判にかかる以前に，刑事事件を起こしたと疑われている方（被疑者）は，逮捕され，続いて勾留されより長い間身柄を拘束されるおそれがあります。さらに事件について実名で報道されたり根も葉もない噂が歩き回る可能性もあります。身柄拘束自体多大な苦痛であり，それに加えて仕事や学校に行けず，ついには辞めなければならなくなることも少なくありません。ご家族も大切な家族が捕まってしまう苦痛に加えて，稼ぎ柱を奪われたり，事件の話が広まり地域社会に居られなくなってしまうおそれがあります。

こうした事態をできる限り避けるためには，早くから刑事弁護人がかかわり，身柄拘束を回避していき，もし拘束されても迅速に釈放を求めていく。仕事先や学校に事件が知れないようにするあるいは事件について正しく理解してもらい協力を得る。実名報道がされないよう捜査機関などに働きかけていく。こうした取り組みに反してもし刑事事件を起こしたと疑われている方に対して不当な対応がされれば迅速かつ断固たる対処をする。こうしたことで刑事事件に巻き込まれた方がどれほど救われたか，身をもって経験してまいりました。

こうしたことをこれからも忘れずに取り組んでいき，刑事事件でお困りの皆様のお力になれればと思います。